蚕起食桑。読み方は「かいこおきてくわをはむ」。意味は…

蚕起食桑――。読み方は「かいこおきてくわをはむ」。「かいこおきてくわをくう」とも読みます。現代の表記だと「蚕起きて桑を食む」。七十二候(しちじゅうにこう)の第二十二候(小満初候)にあたります。新暦では5月21日から5月25日ごろ。蚕起食桑の意味は、眠りからさめた蚕が盛んに桑の葉を食べ始めるころ。
日本の七十二候を楽しむ―旧暦のある暮らし―
蚕(かいこ)は俳句では春の季語。蚕を季語に詠んだ俳句では、黒柳召波 (くろやなぎしょうは)の「月更けて桑に音ある蚕かな」や夏目成美(なつめせいび)の「宵からの雨に蚕の匂かな」などが有名です。