青木雨彦『冗談の作法』(新潮文庫)中古本をAmazonで1円で購入

青木雨彦のコラム本『冗談の作法』

30年ほど前、会社勤めをしていたとき、社内報の編集担当を任され、文章の書き方の勉強をしたことがあった。お手本にしたのが青木雨彦のコラム。

青木雨彦(1932年11月17日―1991年3月2日)のコラムからは文章の書き出しを学んだ。教科書として使ったのが『 冗談の作法 』(新潮文庫)昭和58年(1983年)11月発行。

軽妙洒脱な書き出しを原稿用紙に何度も何度も書き写した。

『冗談の作法』(新潮文庫)

< 他人行儀 >

いつだったか、上坂冬子さんに、
「会社におけるイヤな奴」
といういことについて申し上げたことかある。
それも、男からみたイヤな奴だ。


< アー・ユー・ハッピー? >

人には、
「忘れ得ぬジョーク」
というのがあるのではなかろうか?
愛の言葉でも、別れの文句でもない。
ただの冗談である。


< 顔か、心か >

「顔じゃないよ、心だよ」
という言葉が嫌いだ。
この言葉、いかにも辛気(しんき)くさい。
顔は顔だし、心は心だろう。
顔の美醜と心の美醜は、カンケイない。


以上、青木雨彦著『冗談の作法』(新潮文庫)より引用。


Amazonで購入した『冗談の作法』(青木雨彦著)中古本

そんな青木雨彦のコラム本『 冗談の作法 』(新潮文庫)をAmazonで偶然見つけた。32年前の本なので今はもう絶版になっている。なのでAmazonで見つけたのは中古本。値段を見るとナント、1円(笑)

懐かしさのあまり、その場で注文。送料が257円。計258円。ちなみに定価は320円。届いた本は中古本とはいえ状態はとてもいい。近所の本屋からさっき買ってきましたといってもおかしくないほど。

パラパラとページをめくってみる。懐かしいなぁ…。何回読み返しても軽妙洒脱なリズムが心地いい。「奇人について」というコラムの書き出しはとくに好きな一節だったので何十回も原稿用紙に書き写した。


新聞記者をやっていたときのことだ。
上司に、
「わが社に三奇人あり」
と言われて、一人目、二人目はすぐにわかったが、
さあ、三人目がわからない。
「誰ですか?」
と訊いたら、
「バカ、お前だ」
と笑われた。

~青木雨彦著『冗談の作法』(新潮社)「奇人について」より~


Amazon で 1円で買った青木雨彦著『 冗談の作法 』(新潮社)。30年ぶりに原稿用紙に書き写してみるか。30年前に使っていたモンブランの万年質は机の引き出しにあったと思うけど原稿用紙はさすがにないなぁ。

原稿用紙

それじゃさっそく Amazonで 原稿用紙 を注文しよう。