蝋梅の花の画像|写真の撮影場所は埼玉県越谷市の県民健康福祉村

蝋梅の花の画像

蝋梅の花(埼玉県越谷市の県民健康福祉村)



2015年1月19日(月)埼玉県の越谷市(こしがやし)にある 県民健康福祉村 のウォーキングコースを散歩中、やわらな甘い香りが…。香りの先に目をやると蝋梅(ろうばい)が枝いっぱいに花を咲かせていました。

蝋梅はバラ科の梅ではありません。

ロウバイは漢字では蝋梅と書きますが、バラ科の梅(ウメ)とは違います。ロウバイ科に属する落葉低木です。花が蝋細工(ろうざいく)に似ているのと、梅の花と同時期に咲き、香りも梅に似ていることから蝋梅=蝋細工のような梅と呼ばれるようになった、という説と、花が旧暦の12月=蝋月(ろうげつ)に咲くので蝋梅と呼ばれるようになった、との説があります。蝋梅の原産国は中国。唐梅(とうばい・からうめ)とも呼ばれます。

梅

こちらの画像はいわゆるバラ科の梅。花びらは白く上に向かって咲いています。越谷市・大聖寺(たいしょうじ)境内で撮影した白梅の花です(撮影日は2015年1月10日)

蝋梅の花

こちらは県民健康福祉村で撮影した蝋梅の花の画像。外側の花びらは黄色で、内側には紅紫色の花びらがあります。うつむき加減に咲くのがロウバイの特徴。蝋梅と梅の花の写真を2枚並べて比べてみると、違いが分かります。

蝋梅の花言葉

蝋梅の花言葉は諸説ありますが、一般的には、慈愛・先見・ゆかしさ・慈しみ・優しい心…など。12月30日の誕生花で、花占いによると、ロウバイを誕生花にもつ12月30日生まれの人は、自分の恵まれた環境に感謝しながら、慈愛をもって人に接することができ、愛する人とも運命的な出会いをするとのこと。

辰濃和男氏が天声人語で書いた蝋梅の一節

1975年から1988年までの13年間、朝日新聞の天声人語子(てんせいじんごし)を務めた辰濃和男(たつのかずお)氏も1987年1月12日の天声人語で「蝋梅」について「万花(ばんか)にさきがけて咲くこの花の『人を悩ます香』の中にいると、春意(しゅんい)が動くのを聴く、といった気持ちになる。霜どけの黒い土の底にはもう春の生気が満ち満ちていることを、香りの使者がいちはやく私たちに告げようとしている。」と書かれています。



ボクには辰濃和男氏のような観察力と文章力はないので、ロウバイの花を見て「春意(しゅんい)が動くのを聴く」とか「霜どけの黒い土の底にはもう春の生気が満ち満ちていることを香りの使者がいちはやく私たちに告げようとしている」という表現はできませんが、「春もすぐそこまで来ているんだなぁ」という心境にはなりました。

芥川龍之介が詠んだ蝋梅の俳句

蝋梅の美しさに魅せられて俳句を詠んだ俳人も多く、小説家の芥川龍之介も「蝋梅や枝まばらなる時雨ぞら」(ろうばいや/えだまばらなる/しぐれぞら)という句を詠んでいます。

蝋梅の開花時期

ロウバイの開花時期は、12月の下旬から3月の中旬。香りもよくも美しい花なので、蝋梅の庭木や鉢植え、盆栽なども人気があります。

蝋梅の花の写真

「県民健康福祉村のウォーキングコースでは、もう春の生気が満ち満ちていることを香りの使者(蝋梅)がいちはやくボクに告げようとしていた」と、辰濃和男氏の天声人語を真似して最後をまとめてみたけど、ボクの文章は辰濃和男氏の文章に比べると品格がまったくないなぁ(笑)